風と緑と散歩道

晴れた日は出かけよう 見知らぬ この道、あの森へ…

蝉と秋虫と新京葉変電所ウォーク。

みなさん連休は楽しめましたか?私はというとプチ旅行したりソロでウォーク&観光したり、(禁則事項です)したりとビミョーな休日を過ごしました。連休中はずっと良い天気だったのでとても良かったと思います。ウフフ☆

せっかくの連休最終日ということで、普段歩かないし行かないテリトリー外エリアをウォーキングしました。ま、昨日も東北のほうウォークしたんですがね。いつもは神奈川の一部、埼玉の一部、東京都内のウォークが多いのですが、今回は特別に荒川、旧江戸川渡って千葉県内まできました。ぶっちゃけ目的は鉄塔巡りと変電所巡りなのですが。そして、本日のゴールは東京都内にも電気を送電している新京葉変電所です。

275kvで東京の江東変電所まで送電する鉄塔 江東線、および新豊洲変電所まで地中線として500kvのCVケーブルを結ぶ新豊洲線。その他地中線のスタート地点ともなります。

このほかあらゆる電圧の架空送電線も見ることができます。さて、変電所に接近するにつれて目立つのはやはり500kv級の架空送電線でしょう。

まずは一次側 変電所北側から見てみます。

北側にある赤白のデカイ鉄塔は新京葉線 No.128です。新古河変電所と結ぶ500kvの送電線です。

そのお隣は印旛線 No.102 鉄塔。同じく500kvです新佐原変電所と結びます。こちらも275kvでしたが、その後増強されて500kv送電線となっています。4導体 2回線です。

最後に赤白の房総線 No.2です。房総変電所と結ばれます。こちら日本初の500kv級の送電線です。内輪線のひとつで首都圏を囲うように送電線が結ばれます。こちらも当初は275kvでの運用でした。房総線の歴史については下記サイトが参考になると思います。

500kv級の送電線は北側の門型鉄塔で引き込まれています。遠くからでも線の規模が非常に大きいことがわかると思います。その後ろでGISを間に挟んでいます。

南側に回ります。南側からは275kvの北千葉線 送電線が開始します。こちらからはたくさんの鉄構や、断路器・遮断器などが確認できると思います。

さらに西側へ回り込むと鉄塔 木下線が建っています。鉄構より直接引き上げています。

さらに先に進んで…左より、鉄塔 千葉新線を併架した印西線 No.2、印西線 No.1、さきほどの木下線 No.1 。

左より 二和線 No.1、高柳沼南線 の2つの鉄塔。高柳沼南線は4回線なのですが、最終的には2回線ごと分岐して別々の鉄構で引き込んでいます。二和線は2回線ですが、この後別の鉄塔に併架されます。

南西側、変電所内角。赤白の高めの鉄塔 木下線No.3です。上段が木下線で、印西線 No2で併架した千葉新線をそのままの形で併架しているようです。

西側から見えるのは下総線鉄塔です。先ほどまでは66kv級の送電線だったのですが、こちらはこうみえて1導体 154kvで4回線の送電線です。この後変電所の外側で1本の鉄塔に合体します。

高柳沼南線 No.44。

高柳沼南線 No. 43甲・乙鉄塔。下総線を交差しくぐるので、回線ごとに分かれ背が低くなります。

そして275kvの江東線。左右の腕金のバランスが独特なのが萌えですな。

その手前 江東線 No.2では背が高くなり、赤白の鉄塔になっていました。併架しているのは二和線です。

左側は新野田変電所と結ばれる275kvの東京東線。環状送電線の1つで中東京変電所まで結びます。真ん中はさきほどの甲乙で分身した高柳沼南線の4回線を結合した高柳沼南線。その後ろは江東線 No.1です。

そして変電所内で最も目立つ赤白電波塔。

南山変電所

新京葉変電所の側には京成・北総線が走っているのですが、その側には小さな変電所があります。

こちらは南山線 No.1、さきほどの高柳沼南線から分岐し、すぐに南山変電所に引き込まれます。かつては北総白井線という送電線が存在し、鉄道変電所にまでつながっていたのですが、現在は地中化されて鉄塔自体は消滅しています。

変電所のフェンスには…ピカちゃん! ピカちゃん じゃないか!!

さて、いろんな電圧の送電線を1度に楽しめる変電所でした。晴れて歩きやすく、快晴で鉄塔ウォークには非常に最適な日でした。帰りは船橋まで歩いて帰ろうと思いましたが、真っ暗になってお腹も空いたので東武線の鎌ヶ谷駅から電車に乗って帰りました。日が沈むと秋の虫と妙な涼しさが寂しさを倍増させる…。

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